招和喚元高等学校 校庭
…そろそろ別れの時間がきたようだ
そうなのね……わかってはいたけれど、やっぱり寂しいわ…
うむ……
でも、最後はちゃんと笑ってお別れを言いたいわ、ありがとう。
ファムちゃん…向こうに戻ってからも、元気でいて頂戴ね。
ああ、我々こそ この世界での100日間 本当に世話になった…。
我もキョーコがこの世界で変わらず笑っていられるように願っていよう。
ファムガンをはじめ召喚獣達は光となって【ゲート】へ吸い込まれていく ▼
また、どこかで…
…ん～、みんな行っちゃったね～…
あっ、子猫ちゃんに枕投げ教えそびれちゃったなぁ…
終わったようだな…
働き詰めで大変だったよー！！これでやーっと休暇がもらえるかな！！
ライゴーちゃん、どっか遊び…いっちゃう～～？？
勘違いするな、我々にはまだ仕事が残っている
もう、相変わらず冗談が通じないんだ・か・らァ～☆
来號さん、ミューラーさん…SAVERのみなさん、本当に…ありがとうございました。
生徒の全員の無事、召喚獣たちの帰還を確認した。
校舎に若干の被害が出ているようだが、後々こちらで処理を行わせてもらう。
あれだけの事態で奇跡的にも被害を最小限に食い止められた。
この生徒達と…召喚獣達の力無くしては成し得なかった事…だと思う。
我々からも感謝を述べたい。
キョーコ先生もお疲れさま！ちょっぴり寂しいね…
ボク達は彼らが居なくなった後の処理としばらくここの調査をするけれど、生徒たちには普段と同じように生活を送ってもらって構わないからね☆
お二人も御無事で何よりです。生徒たちへの説明は私の方でしておきますね。
通り過ぎた異世界とやってきた日常
最後の一晩を過ごし、明くる4月1日に召喚獣達は各召喚士に見守られながら校庭に繋ぎ止められていた【ゲート】から帰還を果たしました。
校舎等には若干の損壊がありましたが、一般生徒や関係者への被害は最小限に食い止められ SAVERによる数日間の事後処理、修復作業によって生徒は4月からの新生活、日常を無事迎えることとなります。
召喚獣の帰還について
校庭に集まった召喚獣達は光となって【ゲート】へと吸い込まれていきます。
設定側の話となってしまいますが、100日前に強制的に召喚を行った元凶は【ゲート】から現れた「腕」であったため、「腕」がなくなった今 召喚獣達は「召喚された」という事実が無くなり この世界での契約はリセットされます。
現代の世界へ召喚された際より穏やかではありますが、【ゲート】が閉じると共に【強制送還】となります。
（校庭に集まる事は強制ではありませんが、どこに居ても召喚獣は光となって【ゲート】に吸い込まれる事となります）
SAVERと情報規制について
召喚獣が無事帰還を果たしたことにより、ある程度のSAVERからの情報管理は徐々に緩和され 生徒たちは日常生活に戻ることとなります。（強いて言えば特務機関SAVERの存在の箝口令が敷かれる程度となります）
来號とミューラーも学校内の後処理が完了すると対策本部を解散し、学校を去ります。
生徒諸君、100日間の協力を感謝する
みんなもチョ～～～～お疲れさま～！！
ボク達は帰っちゃうけど、どこかでまた会えるかもネ！？
その時はまたヨロシクねーー！！！！
みんな、１００日間お疲れ様でした。
色々な大変なことがあったと思うけれど、先生はみんなが無事でいてくれたことが一番嬉しいわ。
あら…？ファムちゃんったら忘れ物かしら…
ウフフ、もうすぐ新学期が始まるけれど、気持ちを新たに頑張りましょうね！
招和喚元高等学校の100日間
これにて「招和喚元高等学校の100日間」のイベントは完結となります。
ご閲覧、ご参加を頂き誠に有難うございました。
Thank you for reading this 100days story to the end.